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外壁素材の種類と塗装

見落とされがちですが、外壁素材の種類によっては塗料や塗装工法などに違いが出てきます。そんな外壁素材別の特徴や塗料、工法との相性などについて紹介しています。

 

窯業系サイディング

文字通り、セメントや繊維などの原料を高圧の窯で成形したものが窯業系サイディング。耐火性や加工特性に優れ、素材感を生かしてタイル風、石積み風の表情を演出できます。なお、成形と塗装は別工程ですが、水性と油性どちらの塗料とも相性がよいのが特徴。塗装や塗膜材の種類によって、塗り替えの時期が変わってきます。また、コーキング材にひび割れがあれば補修を行う必要があります。

 

金属系サイディング

鉄やステンレスなどの金属板に、発泡系樹脂断熱材を合わせて成型したものが金属系サイディング。軽量に作られているので施工も容易ですが、窯業系や木質系と比べるとバリエーションが少ないのが弱点。表面が金属ということもあり、水性塗料は乗らないので油性塗料を用います。塗装や塗膜材の種類によって、塗り替えの時期が変わってくる点やコーキング材にひび割れがあれば補修を行う必要がある点は、窯業系同様です。

 

木質系サイディング

天然木や合板、木片セメント、木質繊維などから作られるサイディングの総称です。木の持つ質感やぬくもりを生かした風合いが特徴です。天然素材なので火に弱いといった弱点はありますが、近年では不燃処理を施した製品も開発され、防火指定のある地域でも多く採用されています。経年変化により表面の塗装が退色してくるので、おおよその塗り替え時期が目視で判断できますが、目安は10~15年に1回程度です。

 

ALC

セメントや生石灰などを鉄筋で組んだ型枠に注入し、高温高圧で硬化させた軽量気泡コンクリートです。軽量でコンクリートの1/4程度の重量しかありません。それでも遮音性や保温性、耐火性は抜群で、機能性に富んだ外壁材といえます。色やデザインバリエーションも豊富で、見た目の高級感も人気です。衝撃に弱いという弱点はありますが、その耐久性は約50年ともいわれます。こちらも塗装の種類によって、塗り替えのタイミングが変わってきます。フッ素樹脂系であれば15~20年に1度で十分でしょう。

 

吹付仕上げ塗材(モルタル)

モルタルは砂とセメントを水で練ったもので、低価格で施工することができます。塗りの厚みなどによって「薄付仕上げ」「厚付仕上げ」「複層仕上げ」などがあり、耐候性や耐久性にも優れて、スタッコやフラット、ゆず肌、クレーター、凹凸などの多彩な模様を表現できます。表面にひびや割れがあればその都度補修します。

 

左官壁材(土壁・セメントモルタル)

土を主材料として混和材やのり、すさ、骨材などを練り上げて作る日本の伝統的な塗り壁材です。定期的に土壁の表面やコーキング材を点検し、ひびや割れ、剥がれなどがあればその都度補修しますが、汚れが目立つようなら塗り替えが必要になります。

 

タイル

土や石を粉砕して成型し、高温で焼き固めた陶磁器製の建材。色彩や質感がよく、耐久性や耐火性、耐候性に優れていますが、重量があり、ほかの素材に比べ施工に手間がかかるのが難点。タイルは素材色が外観を構成しているので、それ自体はメンテナンスを必要としません。ただし、タイルの浮きや目地の破損、コーキング材の劣化状況を確認した上で定期的に補修します。

 

ダイヤモンドコートなら目地を美しく塗装できる!

新築時はとても高級感のあるサイディングだったのに、「塗り替えたら立体感が失われ、のっぺりとした外観になって残念……」という体験はありませんか? それは通常の塗装方法だと、目地まで同じ色で埋まってしまうからです。タイル風のサイディングにとって、目地は見た目を左右する大きなポイント。そこがスポイルされるので、当初とは似ても似つかない外観になってしまうというわけです。

 

その点、ダイヤモンドコートによるブリックシステムなら、「目地用」「トップ用」の2種類の塗料を使い分けることができるので目地の立体感はそのままで、新築時のサイディングに見劣りしない高級感のあるデザインに仕上がります。10年色あせない、塗装が落ちないと評判のダイヤモンドコートですが優れているのは耐久性だけでなく、その美しさも持ち合わせているのです。

 

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